東京マラソン
一昨年は初めてのマラソン観戦でした。
わざわざ見に行った訳ではなく,出かけた先でたまたま観る事が出来ました。
東京を走っているので,偶然出くわしたのです。
物凄い見物人で驚きました。
そして,感動しました。
「こんな東京のど真ん中でレースが行われている」と言う当たり前過ぎる事実に。
応援している人も事実に温かいのです。
昨年は狙って観に行きました。
あの感動をまた味わいたいと思ったからです。
違う場所での観戦になりました。
そこではまた違う感動が待っていました。
観る場所によって受ける印象が全然違うなと思いました。
応援している人はその場所だけだけど,ランナーはその中を巡って行く。
当たり前のような,当たり前ではないような,不思議な感覚に陥りました。
そして昨年は優勝争いと言うものを目の当たりにしました。
30キロ以上も走って来てあのスピード。
まるで今走り出したかのような。
頭が全くぶれずに,静かに流れるように私の目の前を駆け抜けて行きました。
競り合っているのに,まるで優勝争いなど関係ないかのような「静かさ」でした。
すっかり有名になった公務員ランナーの彼は苦戦していましたが,それでも私には驚くべき速さでした。
私は小さい時からマラソンが大の苦手でした。
短距離は得意だったのですが。
学校のマラソン大会は最初から諦めており,いかに完走するかだけを目標に置いていました。
英語学習に置き換えてみると,「最初から諦めている」時点で何も達成出来ないことになります。
「1級なんて無理」「900点なんて無理」
諦めたら絶対に手は届かない。これは間違いない事実。
無理かどうかは挑戦してみなければ分からないのです。
何度も何度も跳ね返されて,それでもまた挑戦する。
これの繰り返しです。
今でも長距離は苦手ですが,ペースを落としてジョギングをしています。
すると,以前は無理だった距離も走れるようになるのです。
上手くペースコントロールをし,自分のペースでコツコツと続ける。
何事も同じだなと思いました。
本当に当たり前の事で,何度も自分に言い聞かせている事ですが。
これからもコツコツ積み上げようと,今日もまた思いました。